GK-299 玉犀
時代: 漢時代 、サイズ: 高さ 4.5cm×横 7cm
価格: \
楕円形台座に立つ犀。玲瓏と透き通り光沢のあるホータン羊油白玉。湿潤風化により局部白泌。
皮膚は角質化して硬いため「楚辞」には犀皮で作った鎧を大勢の兵士が身につけていたと書かれている程であり、漢時代にはまだ相当数の犀が中国にも生息していたと知れる。
西周時代には酒器である尊を始めとする銅器などにも造形化されているが、漢時代の銅・玉製品は存外稀少。頭部の二本の角質化した角は解熱・滋養薬として求められ、乱獲。現在ではアフリカ・東南アジアに生息するのみ。
材は硬度6〜6.5の軟玉(角閃石の一種)で、古くは崑侖山脈北麓タリム盆地のオアシス都市ホータン付近でのみ産出した。ホータンから運ばれた玉は楼蘭で中継され、さらに敦煌地方を経て交易された。楼蘭は約3500年前からすでに玉の中継市場として成立していたと推測される。崑侖山脈の地中に埋もれていた玉は、二つの玉河の雪解け水の激流に揉まれて下流へと運ばれる。人々は河の石の間に紛れている玉を捜し求めた。特に乳白色の羊脂玉は最高級品ともてはやされた。

参照 : GK-143GK-203







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