GK-226 玉壁
時代: 漢時代 、サイズ: 高さ 1.5cm×径 17.5cm
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表面には7匹のち虎を立体的に、裏面には整然と細微な穀粒文を破綻なく彫り出している。雲気の中から体表を露出する砂潜りのち虎の彫りは、鋭く動き出す勢いである。 ち虎は龍でもあり、類いなき神力を持つとされ、前漢時代より玉器の装飾として繰り返し登場する。ち虎はまた蛟ともいわれ専ら水の中にいる龍で、角はあるが空を飛ぶことはないという。
青玉製であり湿潤による風化が全体に及び、古玉の古意を味わえる優品としている。軟玉類の白濁した内奥には、神秘的な力が宿っていると感じた中国人は、後世まで肌身に装う玉製装飾品に特別の意味を託している。

参照 : GK-120GK-179






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