GK-223 玉冠状飾
時代: 新石器時代 、サイズ: 高さ 5.2cm×横 8.5cm
価格: \
冠形玉器と言われる良渚文化独特の形。背面は凹状とし、前面は中央に綾を取り左右に削る。中央に目が丸く長方形の口を持つ獣面を大小2段に薄肉彫している。
薄褐色玉が湿潤風化により、全体に白濁・白化が及んで美しい。下部には2個の穴が穿たれており、何らかの器物の先端に取り付けられてものと考えられている。獣面が施される良渚玉器は、古くから古物市場に出回っており、存在は知られていたが、最古で商代、大半は漢代のものとみなされていた。しかし1972年の発掘調査によってそれが5300年前のものとわかり古物界にも衝撃がおき、値段上昇をも伴ない愛好者を増やすこととなった。
良渚文化は日本の縄文・火焔型土器が造られた時期とほぼ一致する。中国の石器時代は新石器時代の人々が玉を発見して利用したことによって、後代まで特殊な影響を及ぼすこととなった。

参照 : GK-046







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