紅山文化。1984年遼寧省、牛河梁遺跡で紅山文化の墓が発見された時、遺体の胸の部分に左右1つずつ、ほぼ同形の玉器が置かれていた。C字形に身を曲げた動物を表し、身に孔が一つ穿たれており、ここに紐を通して下げたといわれる。青玉であって、全体に湿潤による白濁風化がみられる。人々がまだ荒魂を抱いて生きていた美術のなんと素晴らしいことか。玉は貴き光を放ち、徳を具えるとされる石である。7000年も前から玉、即ち透閃石(軟玉)を偏愛してきた。やがて玉が秘める神聖な力への進行は薄らぐが、その美に魅せられまた古に思いを馳せながら全ての王朝を通じ、玉の造形化は連綿と続いてきた。
参照 : GK-095 |