GK-107 玉印章
時代: 秦時代 、サイズ:高さ 2cm×印面 1,8cm角
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青玉製であって、湿潤による風化と土錆が全体に拡がる。遺品によって印が確認できるのは戦国時代以降のこと。任官したときには璽を受け、辞した時に返納し、その間の命令文書には全てこの印を押すことで正当性が保障された。古代の璽印は、紙が発明されるまでは、もっぱら封泥に印する為に作られたものである。伝存する大半は青銅が多く、玉は圧倒的に少ない。
戦国時代の印は、漢代以降のものに比べ小さいが、文字の彫りが深く、筆画の肥痩がなく、その均質な筆画と青銅器の鋳出しの文様のような角の取れた力強さが、後世の刻字にはない固有の味わいとなっており、魅力がある。瓦紐。生坑。印面は「肖慣」で私印。
秦印は「印文はほとんど白文」「全て辺縁と界線がある」を特徴とする。秦の始皇帝が天下を統一して印制を定め、美しい玉で印を作り「璽」と称したので、他の者は「璽」字が使えなくなり「印」と改称した。
玉印は印章の中でも比較的少なく・貴重なものであり、篆刻家にとって久しく賞賛されてきた。篆刻技法の中に所謂平刀直下の一種があって、それが切玉法である。漢から唐にいたる古人の棺柩の中には常に明器とした印章が入れられており(官印は原則として返還)殉葬品であった。篆刻家が特に玉印を重視、珍重しているのは、金石の気風を備えているからといえよう。

参照: DK-110






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