CW-122 白磁刻花蓮華文瓶
時代: 北宋時代(11〜12世紀) 、サイズ: 高さ 26cm×胴径 12.5cm
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定窯。
ゆったりと膨らんだ胴と頸は細く長く拡がりを持つ口が美しい形状を一層引き締めている長頸瓶。唐白磁の気分を残している優美・エレガントな作品。
木目の細かい白い素地に牙白色の透明釉が全面に施され、器面には「涙痕」と呼ばれる釉の流れが見られる。蓮華文は片切彫と線彫で、伸びやかに胴面一杯に丁寧に刻されている。定窯は13世紀に入っても刻花と印花の技法を用いた作品が作られていたが、次第に衰退し景徳鎮の白磁に取って代わられた。定窯白磁の片切彫りは11世紀中庸に始まると考えられるが、今世上に流伝している。
定窯の作品は、大半が11世紀後半からあ12世紀にかけてのもので、器種から言うと圧倒的に鉢・皿の類が多く、そういう観点からするとこの背の高い瓶の存在は極めて珍しい。高台は外側に一段反りを入れている。手取りは極めて軽い。蓮は気品のある高尚な清廉潔白の情を象徴し、「花の君子」とされる中国を代表する花。
同形品は台湾故宮博物院に蔵されるが、遺品は稀少。

参照 : CW-086
参照本 : 定瓷芸術







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