CW-054 白磁刻花花文合子

時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 11cm×径 11cm
価格: \

定窯。
蓋面は平滑で外面は傾斜する。蓋頂部に一輪の蓮花を、側面に蓮花唐草を刻花で表わす。蓋側面と底面近くに円形の鼓状の鋲文を、上方は16ヶ、下方は17ヶ貼付け一周突帯を巡らしている。まさに太鼓を表現したもので、用途は囲碁合子と考えられており、耀州窯・青花にも遺品が知られるが、定窯は初見。外面全体に施された釉は浅黄白色を呈し、透明で光沢を持ち、涙痕があちこちに表れ一段と定窯の魅力を増している(内面も全面釉が施される)。定窯の胎土が極めて良質の磁土であることは良く知られている。この磁土は可塑性も強く、極薄い胎を作ることが可能で、薄造りのものが多いのはこの土のおかげである。釉は透明な灰釉で、この胎土によく適合するので貫入が少なく、ただ焼成が幾分酸化気味なので、釉色は微かに黄味を帯び、施釉のときに僅かに生じる釉むらのところにこの黄色の流れが見え、これを涙痕と呼んで賞味する。定窯初期の作品は木を燃料として還元炎焼成されたため冷たい灰白色の釉だが、10世紀後半頃から石炭が燃料として用いられるようになり、クリームがかったアイボリーホワイトに焼きあがるようになった。香港著名収蔵家旧蔵品。

参照 : CB-032








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