CW-048 白釉印花龍文耳偏壷
時代: 元時代 、サイズ:高さ 16cm
価格: \

景徳鎮窯 枢府窯。
元時代陶磁の中で最もよく時代的特色を有しているのが偏壷であって、元以前には存在せず、以後の各時代の窯に於いても焼造されていない。偏壷は景徳鎮で焼造された青花と釉裏紅に多く、龍泉窯及び磁州窯でも少量ながら生産されている。両側面には瑞雲の中を駆け上る龍を、上から天幕のような如意頭文内には「枢」と「府」が印花で施される。両肩には大きくち龍が貼り付けられている。
明代に著された書に「枢府の字有る者を高とす」と記述されており、現代白磁の中でも「枢府」の文字を記したものが最上である事を明言している。卵白釉器とも称される枢府器は、明代初期に見られる永楽甜白釉の前身とみなすことができる。枢府器は印花(型押し)文様が主体であり、よく見られるものの一つに双龍文がある。また器の種類としては盤・碗・高足碗などといった小型の品が多い。口縁に僅かにソゲが有る。全体に湿潤による風化・白濁点が及んでいる。近時景徳鎮近郊窯遺跡より出土。
朝鮮南部の新安海底で発見された沈没船から大量の中国陶磁が引き上げられているが、その中で景徳鎮の青白磁と枢府器の占める割合は相当量に達している。偏壷は極少ないものであり、2003年9月ニューヨークオークションに於いて、世界に数点しか知られていない「青花雲龍文偏壷」が6億円余で落札されている。

参照 : CB-127









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