DK-530 鍍金狩猟文高脚杯
時代:唐時代(7〜8世紀)  、サイズ:高さ 7.8cm×口径 6cm
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表面は、魚々子地に細かく文様を刻出し、狩猟文を主題とする。弓矢を手にした4人の騎馬人物が懸命に逃げようとする獣を追って、疾駆する様が絵の場面のように器側を巡って表現されている。狩猟は唐時代などにもその情景を描いた例が散見され、戦闘訓練としての意味合いと娯楽を兼ねて頻繁に催された。皇帝をはじめとする貴族階級の間に人気を博した行事が、こうした銀器の文様にも反映されたわけである。闊達な構図や刻線には唐時代盛期の優れた造形感覚が遺憾なく発揮されている。
唐時代にはすでにワインが飲まれており、西方伝来のワインなどの酒が似つかわしい。銀地に文様部を中心に鍍金を施す。魚々子文は中国で創案された技法。全体は鍛造で銅と足とは別々に成形された後、溶接されたもの。銀の部分が腐食によって黒ずんで見えているが、当初は銀の鮮やかな色合いと鍍金の眩い光輝とが程よく溶け合い、華麗な趣を見せていたことであろう。唐時代盛期の銀器の典型的な作風を随所に示した佳品。形状からより早い時期、盛唐以前の製作。

参照 : DK-206








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