大型のタカラガイを嵌め込んでいる。殷・西周時代では南海産のタカラガイは繁殖の象徴で、呪術的な意味を持つものとして尊重・珍重され、貴重な装飾品として喜ばれた。次第に物々交換の仲立ちをするはたらきを持つようになって小型品は貝貨となった。 宝貝は中国の沿海で採れる所がなく、ビルマの辺りから運ばれたと考えられている。 同じ宝貝を使っての駱駝鎮が出光美術館に蔵される。 参照 : DK-034