最も初期の金銅仏で、大小の連弁を鋳出した光背。光背の裏の孔に差し込み、蓮華文を打出した傘蓋、四脚台と完備する。鍍金もよく残り、尚輝きを放っている。仏は袈裟を通肩に纏って、護法の獅子座に座し、禅定印を結んで静かに瞑想に耽る。面貌、左右相称性など中国化・形式化が顕著な一方、ガンダーラの名残り、インドの曼荼羅に見られる仏像の特徴を備えている。
光背銘「正光元年二月三日 張門村張徳順為○父敬造佛像一區願亡者○登扱牙生生不息」がある。正光元年は北魏後期様式が完成した頃。
作行きは上々で、金色は素晴しい。今のところ中国最古の紀年金銅仏像は建武4年(AD338)。この形式の仏像は山西・オルドス方面からの出土が多いと北京の古玩舗では言っている。
参照 : DK-319
参照本 : 中国国宝展 2004〜2005 |