熊が口を開けて咆哮し片膝をつき、左手は膝に右手で炉を支えている。炉の蓋は透かし彫り、重なり合う山々博山をつくる。神人が片手で山を持ち上げた作品が銅・玉製で知られる(参照:GK-238)。 博山は伝説中の神山をかたどったもので、神仙思想を体現している。造型の妙なこと、人を唸らせるものがある。香料を燃やせば炉となり、優美な置物でもある。熊には辟邪の意味もあり、漢代の多くの器物には文様・造型として表されている。