戈のえの末端、石突に付けられた金具。そんの平底のものを鐓という。戈のえはしっかり把握できるように掌側を太くした卵形に近い断面をしており、従って鐓の断面も同様。戈えの下端部を保護し装飾すると共に、剪竹製のえを補強することを加え、戈を握る際の力のバランスをとることなど一つの器具に様々な機能が付与されている。全面、龍文・怪獣文で装飾された金錯が華麗である。細い線と広い平面とを併用した技法。龍のかなり具象的な姿を流れるような線でとらえた描法は戦国末期、前漢に近い頃の作である事を示している。
参照 : DK-270 |