先端の「剣首」、鍔の役目をする「剣格」には玉が嵌め込まれ、全てを鍍金し華麗である。儀礼あるいは会盟の折など威勢を必要とする場において佩されたもの。「剣首」には3匹のち龍、「剣格」にはち龍と獣面を彫刻する。
古代の鍍金は水銀に金の箔か粉末を混ぜて液体の合金とし、よく磨いた器面に刷毛か簓で塗布し、高温過熱して水銀を蒸発させる。スキタイ・匈奴など草原の諸族は金の車馬具や装身具を好んで用いたが、春秋・戦国時代に彼らと接触することが多かった中国でも、金を用いた工芸が俄かに発達した。はじめ鍍金器はこの金器の代用という性格が強かったが、やがて独自の展開を見せ、漢時代以後もいろいろな器具に金を塗布して装飾することが行われた。
参照 : DK-203 、 DK-207 |