DK-241 青銅鏃矢
時代: 秦時代 、サイズ:長さ 57.5cm
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弩によって使用される。先端に取り付けられた鏃は二等辺三角形、竹(あるいは葦)柄には黒漆上朱塗でもって矢紋が丹念に施されており美しい。戦国時代中期に弩とともに出現しており、弩の速度に対応する強靭な鏃が要請されたのであろう。
鏃(やじり)とは矢の先端部分を言い、長さ20cm余りのものを差し込んで矢としている。
100本単位で箙(矢を入れる道具)に入れていたことが秦始皇帝兵馬俑坑の出土状況からわかっている。張騫の従者-匈奴の甘父は弓の名人で、食料が枯渇すると鳥を射・与えたというが、このような鏃矢を携えたのであろう。弩の威力は凄まじく、射程距離は200メートル。鎧も射抜く。

参照 : DK-119DK-120







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