DK-155 青銅亀鈕印章
時代: 漢時代 、サイズ:高さ 21.5cm 印面 2.5cm×2.3cm
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頭を突き出した形の亀鈕であって、眼・甲の側・上面台上の四足に鏨が鋭く刻まれている。印面は「厦揚将軍章」の将軍印。
将軍印は漢の官印の中で、別の風格を具えるものである。将軍印は往々にして行軍中急に必要に迫られて、直接刀で印面に刻って作られる。そのため天趣に富み、変わっており、いわゆる「急就章」というのはこの種類の印を指す。今日では印を刻するに当たって大概漢印の風格を手本とするが、それは漢印の篆文は銅を溶かして鋳造されており、筆画がことに平明重厚でありしかも雄渾であることによる。まさに深い力強い彫り込みによる魅力溢れる印面はそれを証明している。中国人は亀に対して端祥として崇敬の念を持っている。官史は左遷されたり、又死亡した時には官印を返上させられた為、死者は一般に複製の印を作って殉葬した。殉葬印の材は実用印と同様銅・玉・木・石などがあった。

参照 : DK-084







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