いわゆる二重体鏡と呼ばれる鏡で、文様を透かして表わした板(鏡背)に無文の円板(鏡面)を嵌め込んだ形式。春秋式鏡とも言う。 蟠チの立体的打出しは精緻であって、鋳造にはない二重であることの重厚感は魅力的である。蟠チの体の模様・表情の抜けも厳しく鋭利で、状態の良好な二重体鏡は稀である。戦国〜漢時代の四虎文鏡に連なる品。三弦紐。 縁の立ち上がりも厳しく、鏡背、面共に現れる錆状態も一層の味わいを深め、小型古鏡の魅力を存分に持つ。 参照: DK-076 、 DK-058