CB-270 青花龍文象耳瓶
時代: 元時代  、 サイズ: 高さ 52cm×胴径 20cm
価格: \
景徳鎮窯。
八区に分け、牡丹唐草文・芭蕉文・鳳凰文・牡丹唐草文・龍文・唐草文・牡丹唐草文・雷文を密に描くのは至正十一年(1351年)年紀を持つデイヴィド瓶と同じ。至正十二年には景徳鎮は倒元興明の乱の中に巻き込まれてしまい、焼窯は杜絶したと考えられている。
デイヴィド瓶同様、堂塔の供器として一対であったろう。デイヴィド瓶の存在によって、元青花が確認され、ここに描かれた雲龍文や波涛文唐草文などの形式から、類例を抽出して、俗に至正様式といわれる元青花が認識されるに至った。全体を八区の文様帯に分けて描く手法はイスラムの金属器を摸倣して元時代に始まるもので、元青花の特徴ともいえる。全体発掘による土泌。

参照 : CB-171CB-242
参照 : 平凡社版 中国の陶磁G 元・明の青花








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