CB-269 青花鳥花文瓢形瓶
時代: 明時代  、 サイズ: 高さ 34cm×胴径 17cm
価格: \
景徳鎮窯。
五区に分けた胴部・頸部の主要文様は、松・草花の間を飛翔する鳥を密に描く堂々たる大作。図文の配置や筆致も入念。
嘉靖の染付は甚だ特色のある美しい紫がかった菫青色である。之は正徳の頃初めて輸入された外国の回青を称する優れたコバルトであって、嘉靖に至って極めて潤沢に使用されるに至った。当代の回青は官窯は勿論、民窯にも相当豊富に用いられている。官窯の陶工がこれを盗んで民窯に売る弊害が多くて取締りに苦しんだとある。この瓢箪形の器形は中国古代からあり、豊饒を意味するところから代々好まれたスタイルである。

参照 : CB-155








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