BK-178 翡翠勾玉
時代: 古墳時代 、 国別 :日本  、サイズ:高さ 4cm×横幅 2.5cm×厚み 1.5cm
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全面斑雲状に広がる緑と白の階調が美麗の大振り糸魚川翡翠。
琅玕 とはまた違った魅力がある。勾玉の中でも翡翠勾玉は特に真贋判別が難しいもの。

糸魚川翡翠はミャンマー翡翠と相違し、微細な結晶が絡み合っているため非常に壊れにくく堅牢で大変加工しにくい。
奈良時代以降、日本の翡翠は歴史から姿を消しており、日本の古代翡翠も大陸から持ち込まれたものとされていたが昭和13年頃、新潟県姫川上流小滝川当りで翡翠の原石が発見され、日本にも古代から翡翠文化が続いていたという説を裏付けた。

「翡翠は身に付ける人と一緒に育つ」と中国人が言うように、肌になじませれば翠色がより鮮やかになってゆく。
伝 新潟糸魚川長者ヶ原遺跡出土。鮮やかな緑色はヒスイに含まれるクロムによるもの。

中国は美玉が沢山あり玉の文化が連綿と続いたが、日本には翡翠をはじめとして出雲石・瑪瑙など僅かしかない。











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