越州窯。
内筒との間を蓮花文を透彫りとした外筒とでなる二重構造の香炉。上下の帯部・蓮文には線刻が施される。3ヶの獣足・底裏の目跡は8ヶの細長形。漢代の温酒器「銅樽」の形を模倣している。
宋代には出土文物の増加に伴い、士大夫たちの間で新しい嗜みが現れた。それが骨董の収集であった。士大夫は部屋に骨董屋古いものを真似た磁器を並べた。更に多くの士大夫は、骨董の鑑定や古文字の解読について熱心に研究し、金石学の発展を推し進めた。
透彫り装飾のある二重構造の三足香炉は、発掘の南宋官窯にも見られる。
参照本 : 幻の名窯 南宋修内司官窯 杭州老虎洞窯址発掘成果展 |