越州窯。
舎利は釈迦の遺骨「仏舎利」である。釈迦が没し、荼毘に付された遺骨すなわち舎利を八国の王に分かち、それぞれの国でストゥーパが造立されたと伝えられる。舎利厘は舎利を納めた箱であるが、一般に真骨ではなく金銀の珠や真珠・水晶珠などが舎利に見立てられ、信仰の対象にされた。基座・基身・頂蓋の3つの部分で構成されている。
随所に連珠文様のメダリオンや扉の左右に神王、柱の四隅に獅子、台座にも走駆する獅子が多種多様に貼り付けられ、四壁には連珠花文を細かく表わしている。作品自体高い品質を具えている。同形状大型三彩舎利厘(高さ47.2cm)が新密市法海寺塔地宮内から出土している(北宋998年銘)。
参照本 : 唐三彩展 洛陽の春 |