CC-376 青磁碗
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 6.5cm× 口径 7.8cm
価格: \
汝窯。
「卵青釉」とも呼ばれる失透性の淡い青磁釉がよく溶けて滑らかな膚となり、釉面には細かい貫入で覆われ、その間にはまた短い貫入が白く見える。
高台は八の字形に裾が外に反っているこの形式は、五代越州窯青磁に多いもので、おっとりとした胴の膨らみと共にこの器に上品な落ち着いた気分を与えている。高台内に小さい目跡が五つ残っている。汝窯は北方青磁に属する。北方青磁は宋に入ってから急激にその数を増やし、唐朝以来の「南青北白」の区別をなくすに至った。北方の有名な青磁として耀州窯があるが、この窯は直接・間接的に南方の越州窯の影響を受けている。

通常、青磁は唐朝の陸羽が賞賛した越州窯をもってその嚆矢とするが、これらはいずれも冷たさを呈しており、これに反して北方の鈞窯系の青磁は透明度の少ない青磁で、暖かさがかえって地味な印象を与えている。汝窯の青磁は両者の長所を取り入れていて、釉は透明度の少ない仕上がりになっているが、凛とした気品を呈しているといえよう。
覆いに青釉をかけて、ところどころ(特に口縁・高台縁)薄いピンク色をした素地を浮かび上がらせており、これが暖かく包み込むような感じを与え、他の青磁のような冷たさを感じさせない。汝窯はこのように造形・釉色・素地の三者が非常にうまく調和したものであるために、最高の評価を得ることになった。伝世品には見られない器形であり、酒好きの酒盃として嬉しい寸法。








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