CC-319 青磁刻花花弁文獅子口水注
時代: 五代〜北宋時代 、サイズ:高さ 14.5cm× 横 12.5cm×奥行 11.5cm
価格: \
耀州窯。
かって東窯といわれた北方青磁。浮彫り風の深い彫りで、胴の上半に大振りの唐草文、銅裾には花弁文があらわされている。注口は型作りで獅子を模っており、耀州窯窯址において同形の破片が発見されている。作風は精巧で各部の装飾や仕上げに神経が行き届いている。灰色のきめ細かな胎土が用いられ、淡い緑色の青磁釉が掛かり艶やかに美しく焼きあがっている。深い彫りは文様をくっきりと立体的に表し、釉の濃淡の溜りが美しい階調を成している。
類品はクリーブランド美術館蔵品が世界的名品として知られ始めて、「1999年 神品と呼ばれたやきもの宋磁展」 で我国初公開されたが、本作品が遥かに優れている。
香港著名収蔵家長年の愛蔵品。

参照 : CC-301
参照本: 神品と呼ばれたやきもの宋磁展 、中国名陶展 中国陶磁2000年の精華








← 青磁 のページへ戻る