CC-198 青磁刻花牡丹文稜形盤
時代: 元時代 、サイズ:高さ 7cm×径29cm
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龍泉窯。
堂々とした姿で重厚。深さのある器形で、緑は葵花口といわれる稜花になっている。盛食器・水盤などとして用いられたのであろう。内底面には、二重円圏の中に蓮花と葉が描かれる。刻線は太めで、流麗で筆勢のある櫛彫りで小気味よい。口縁を十区に割りそれぞれの先を尖らせる稜花、広縁の口縁部に刻される二筋文が全体を引締め品格を高めている。外側面は、13面の大きな蓮弁文を施している。稜花は明時代初期・景徳鎮窯青花でもって永楽様式といわれる盤が多く作られており、雅びな作風といえる。黄緑色の光沢ある一際美しい釉色は整い、圏足は高く削られ施釉、その内側の底面部に蛇の目形の露胎部分がある。露胎部分は赤褐色。
この時代60cmを越える大型盤を作っているが、成形と焼成の熟練した技術とともに、龍泉窯青磁に使われた胎土のこしの強さがあって可能だったのであろう。いわゆる天龍寺青磁だけに厚作りであり重量を伴う。器胎の厚さ・釉調・圏足の造作、その堅牢な造形力は元時代と考えられる盤と同様の特徴を備えている。内底面には幾分使用擦跡が見られる。近時の出土品であり、類品を見ない模様・形状である。







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