CC-131 青磁洗
時代: 南宋時代 、サイズ:高さ 3.5cm×径 14cm
価格: \
汝窯。
内底は広く平らで側壁がゆるく立ち上がり、外開きの大き目の高台がついている。汝窯青磁の代表的な器形の一つ。単純な器形であるが薄手に成形されており、北宋時代特有の端整で均整のとれた姿を見せている。青磁釉は総体に施され底裏に支釘をおいて焼成しているため、高台内に丸く小さな目跡が3つある。汝窯の青磁は北宋の宮廷のために焼かれた御用品といわれており、伝世品は極めて少ない。本品は近時の出土品であって全体に散点する白濁の風化がみられるものの皇帝の器に相応しく、作風は静謐でありながら気品と威厳が感じられる。澄んだ水色の釉には透明感があり、一面に貫入が生じている。

汝窯の青磁については文献に名が残るものの、その場所が特定できず長い間実態が明らかでなかったが、河南省、宝豊県清涼寺の窯址が発見された。中国陶磁の至宝とされる汝窯は定窯とともに北宋時代で最も重要な窯である。(かつて我国で汝窯と称した青磁の中で片切彫りの文様のある手は主として耀州窯産であることがわかった)幽玄で気品のある美しい色であって、中国陶磁でこれほど魅力のある釉薬はない。中国陶磁の至宝として世界から尊ばれるのは、まずその釉色の美しさであろう。清涼寺近郊農民からその後香港著名収蔵家旧蔵品。伝世品であれば非常に高価。







← 青磁 のページへ戻る