CC-127 澱青釉把手洗
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 5cm×径 11.5cm
価格: \
鈞窯。
口縁をつまみ六弁の稜花形とし、取手を付けた筆洗。澱青釉を全体に掛けているが、内面は同心円の轆轤目が釉の濃淡によって美しい階調となり、また口縁も釉が流れ薄くなることにより青釉との対比で魅力ある品としている。
宋時代、土大夫の為に多様な文房具が造られている。高台内にも釉がかかり高台は鋭く高く削られ、土は赤褐色で硬く焼けている。青藍色になった鈞窯は完全に還元したものであるが、焔の性質・焼成火度の違いでいろいろ複雑な変化をし、古来中国では天青・月白・灰緑・茄皮紫・シュ砂紅など多様な呼び方をしている。鈞窯は北宋のものと、金・元のものとは違いが有り、北宋のものは器形も端正。造りも薄く、釉調も細やか。釉彩が高台裏迄全面にかかるのを特徴とする。金・元のものは形が崩れ、作りが厚く釉調も粗く、腰烏賊は露胎となる。これはいいものをつくっても高くこれを買う人達が南に移り、地方の民窯として命脈を保っていたためと考えられている。
中国陶磁の名品が多く、招来されている日本において鈞窯は良品が少ない。これは茶の侘び寂びの趣味に合わない結果起こる現象で、日本人の好尚の普遍的妥当性を欠くことを証明しているといえよう。(清朝陶磁の粉彩闘彩の優品がほとんど我国には招来されていないことと同様)







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