CC-075 青磁貼花牡丹文梅瓶
時代: 元時代 、サイズ: 高さ 28.5cm
価格: \
龍泉窯。
新資料の造型。短い頸と丸い肩、下手はすぼまって裾で少し外反している。いわゆる青花にままみられる梅瓶の形。口部先端は玉縁状につくられているが、ひときわ厚く、堅牢なつくりとなっている。首根部から少し下がった所に刻線が廻り連弁文を、胴部は貼花で牡丹を大きく装飾する。裾部の鎬文も力強く、全てが大変丁寧に仕上げられており入念の作といえる。
釉調は深い緑で均一に厚くかかり、極めて美しい。肉厚の畳付きは露胎し赤褐色の火色と、白色の胎土が見られる。
宋時代とは相違する元時代の圧倒的迫力、力強さが堪能できる逸品。インドネシア某寺院の伝世品。






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