景徳鎮窯。
囲碁を打つ人物と唐子、書画を鑑る人物と唐子の画を前後の主題とし、左右には幽山遊行図を描く。外枠部は細微な菱形文で装飾する。文人達の憧憬・隠逸の境地を表す画題として好まれる康煕年間の青花磁器には屡々登場する。細い線描で表現された青料による淡く滲んだ手法は順治年間(1644〜61)末期から康煕年間初期に特徴的。
康煕の天蓋釉は微量のコバルト顔料を呈色剤とした高火度釉で、晴天の空の藍色に準えて命名され、色調は淡雅で奥深い。康煕の民窯の文様では官窯の伝統的文様の枠から出て、小説戯曲として出版され、民間で好まれていた故事をも題材に多く取り込まれている。松皮・葉・岩・草は極めて細微に描かれている。 |