景徳鎮窯。
皇帝の色といわれる黄色釉が掛かる宮廷用器。このような小品を含む一式が文房飾として卓上に並んだものであろう。黄釉・檸檬黄釉をはじめ黄釉にも種類があるが、鶏油黄釉は稀少。陰りのない知的で端正で気品に満ちた感じがする。黄釉器は高貴な色とされ、明時代の弘治年間の作例は多く伝わっている。高台内には青花で「大清乾隆年製」の楷書体銘。官窯。
皇帝溥儀の回顧録には「子供時代を振返るたびに、私の脳裏に浮かぶのは一面の黄色である。瑠璃瓦の屋根も、輿も、帽子や衣服の裏地も、飲み食いに使う磁器の皿もなど、どれ一つ黄色でないものはなかった」と書かれている。
参照 : CQ-001 |