形状から「柳葉瓶」「観音瓶」「美人肩」という康煕時代初めて作られた製品。本来は紅釉に仕上げるのが目的であるが、緑色苔点・紅点状に仕上がっている。器底内は深く抉られ青花二行楷書款「大清康煕年製」が書かれる。本品のピーチブルーム・美人酔という完璧な発色をした康煕官窯品であると現在2000万余もする高価品である。本品の時代は下がるが、緑色苔点状発色が美しい。康煕時代にあらわれる新趣向の単色釉の中でも桃花紅は高い評価を受けている。高温下で不安定な銅釉の性質に起因して、かえって雅味のある深遠な色調を見せているといえよう。宣徳時代の祭紅の再現を狙い、景徳鎮の郎窯でつくられた桃花紅は太白尊・合子・瓶があるが、何れも小器である。焼成が完全酸化すると頻果緑と呼ぶ林檎のような色合いとなり、これはまた稀少品。
中国経済上昇に伴いますます値上がりはこんな作品。 |