景徳鎮窯。乾隆官窯。
内面側壁に八仙人の持ち物である扇子・角鼓・宝剣・花盤・葫蘆・陰陽板・横笛・笊籬を描いた広義の八仙人であり、暗八仙と呼ばれるが、見込に描かれた意匠化された花文や外壁の花唐草文との調和を考えれば実際に八仙人を描くよりはるかに気の利いた意匠性の高い文様となっている。
底裏に「大清乾隆年製」の青花銘が記される。透明感ある豆彩の彩色は鮮やかで、眩く美しく豆彩の魅力を存分に持つ品。高台銘上に僅かな窯傷。
中国経済向上の今、このような清朝官窯品が財産保全としても考えられ値上がりする事は確実である(投資目的の古美術購入はお勧めできませんが・・)。
東京国立博物館にも乾隆・嘉慶・道光と三代の同手品が収蔵されている。値段的には清朝官窯は三代までといわれ、康煕・雍正・乾隆期までで、以降は一段と値が下がる。しかし近年値上がりが激しい精緻かつ絢爛、そして何よりもクォリティを最高とする中国国民にとって清朝陶磁は最高峰であって「わび」「さび」の日本人にはあまり馴染みの無いものであるが、密度の濃い濃密な・煩雑な色彩も一方の究極美とも言える。官窯で作製される瓷器は通常6〜70人もの人の手を経て出来上がるものであっていわば労働者達の合作ということになる。 |