CK-171 彩陶双耳壺

時代:新石器時代(BC3000〜BC2000) 、サイズ: 高さ 39cm×横幅 47cm×奥行 45cm
価格: \

甘粛仰韶文化馬廟類型。
馬廟類型の典型的な彩陶で、良質の胎土を用いた紅陶の壺。文様は蛙文とも変形人体文とも言われる文様を描く。
この彩陶の主文様となっている文様はすでに半山類型の彩陶に出現し馬廟類型になって盛行した文様で、甘粛省だけでなく青海省の馬廟類型の遺跡からも数多くの類例が報告されている。馬廟類型の彩陶は半山類型のそれを基礎として発展したもので、土器の形状や文様などに類似点が極めて多い。

ほぼ四千年以上前の壊れやすい大型作品が完器で残る驚異は中国陶磁ならでは(同時代の日本縄文土器ではおよそ考えられない)。1984年頃から始まった中国本土の発掘招来で最も値下がりしたのがこの彩陶壺であろう。1960年代の東京大手古美術店では2000万円台であった。

参照:世界陶磁全集I 中国古代










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