前漢時代に停滞を見せた灰釉陶器も前漢後期〜後漢に再びその生産を復活するが、こうした灰釉陶器は華南・華北一帯の漢墓から出土しており、その製作地は浙江だけにとどまるものではなかったと考えられる。肩部の釉薬下は鳥文箆彫りの線描画。