CJ-160 白地鉄絵鹿文尊瓶
時代: 南宋時代  、 サイズ: 高さ 33cm×胴径 15cm
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吉州窯。
中蕪の膨らみには波濤文地、輪花形の窓の中に駆ける鹿文を、頸部は黒で周りをつぶして白抜きにした花葉文、下部は蕉葉文を細密に埋める堂々たる大作の優品。
吉州窯の名は玳玻盞や木の葉天目を産した窯として知られているが、同時に磁州窯の白化粧地黒花と同じ作品も作っている。金の侵攻を受けて宋室が南渡した靖康の変のおり、磁州窯の陶士で江南に逃れた者も多く、彼らが江西省の吉州窯に入って磁州風の白地黒花の作品を作るようになったという。だから、それらの作の中には磁州窯と似たものも多く、かっては磁州窯の変わり種と思われていたこともあった。

この文様はもうすっかり磁州風を脱し、ことに花葉文と波濤文は元後期に始まる景徳鎮の青花の図文の直接的な祖形とみなされよう。類品は大英博物館蔵「白地鉄絵唐草文双耳瓶」が優品として著名。新安海底からも優品が引き上げられている。

参照 : CJ-092CJ-082
参照本 : 世界陶磁全集L 遼・金・元新安海底文物









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