CJ-111 赤絵鳥文碗
時代: 金〜元時代 (13世紀)   、 サイズ: 高さ 6.4cm×口径 16.4cm
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磁州窯。
宋赤絵は東洋最古の赤絵として愛陶家の珍重しているもの。明清のもののような濃麗猥雑な感じが無く、清純素朴でどこか鄙びた野趣がある。素地に白化粧し、内面及び外側は腰まで透明性の釉薬がかかる。宋赤絵は泰和元年(1201年)正大7年(1230年)の墨書銘のあるものがあり、焼造年代を推定する貴重な資料となっているが、多く発見されるのは元時代の遺蹟である。
枝に休まる鳥が純朴な筆勢で描かれる。絵付けの筆の気勢よい運びからは、量産のための無駄のない一連の工程が眼に浮かぶようである。近時蒙古カラホト近郊出土。未洗浄。

参照 : CJ-109







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