GK-797 撃磬人物文玉壁
時代: 新石器時代  、サイズ: 径 45cm×厚 1.3cm、重量 8.5kg
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斉家文化(BC2000)。
裸の男性が棹に吊るされた編馨を叩き、牛が寄って来る情景を厚肉彫りする。馨は戦国、秦漢にも使われている様が青銅器や画像石にある。4000年余前の風俗を伝える貴重資料。
柳詔文化がすぐ黄河の上游に及んだごとく、竜山文化が上游に伝わったのが斉家文化、それは渭水の上源から黄河の上流におよび、北は寧夏、武威から南は漢水の上源に至るまでと広い。

壁は最古の時代より使われてきた玉祭器の一つ。中国の歴史全体を通して永続的に作られている。新石器時代から近世以前まで、壁は天上を象徴する玉祭器とされ、先史時代の巫師・道士・儒士の学者は玉壁をそれぞれの神々との交霊に用いていた。さらに壁は生前そして埋葬時において、それを所有するものの富と社会的地位を意味していた。
斉家文化といえば最近「新石器時代のポンペイ」と呼ばれる喇家遺跡が発見された。青海省民和回族自治県に位置し、黄河の北岸に立地。突然訪れた悲劇により、人物が異様な状態で埋まっていた。
石磬は殷周時代に編鐘とともに盛んに用いられる編磬の祖型。こうした楽器は首長より低い社会階層の被葬者には副葬されず、男性首長のみが独占している。








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