GK-490 玉獣面獣耳遊環方壺
時代: 商時代晩期(BC14〜BC11世紀)  、サイズ: 高さ 14cm×胴径 6.5cm
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幾分裾広がりの四方の胴面に、左右に遊環を伴う鬼面が付く短頸を持つ壺。裾下部には鳳文、腹部には鳥文と獣面を大きく、肩部には鳳文、頸部には獣面と装飾しうる空間全てを埋め尽くし、その余白には雷文を施す(これは商晩期の青銅器の特徴でもある)。蓋には雷文が刻される。銅器の写し。

一体殷人はなぜこのような怪獣の姿で飾った玉器や銅器を作ったのかその文様が当時のあらゆる器物に施されたのであろうか。それは商代の人々はいろいろの神を信じ、自然神として日・月・星・雲・風・雨・岳・河などの神がおり、その神霊が暴風雨・雷・虹・大雪などの自然現象に関係していると考え、器面を飾る怪獣に彼らは神の姿を想像したのであった。この恐ろしい神の力を借りて悪霊を避け、世の中が万事上手くいくことを願い、辟邪のシンボルとして製作された。良質白玉であり、局部黒色化。







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