GK-172 玉龍板
時代: 漢時代 、サイズ: 縦 20cm×横 15cm×厚 0.3cm
価格: \
長方形薄板の青玉を9ヶに分けて、それぞれち龍を透彫している。身をくねらす総計17匹のち龍が刻され、全体でもって統一された長方形となる。ち龍の体表には線刻が施される。装飾として家具・調度に貼り付けられたものも漢時代玉器には少なくないことが明らかにされており、そのような用途の品と考えられる。(裏面は平滑である事・飾り用穴が穿たれてないことからも)湿潤による風化が程好い状態となっている。玉に対する信仰的な愛好は、中国人特有のもので世界にも例が無い。後漢時代に篇算された中国の辞書「説文解字」によると「玉」の部首に属する字は124ある。これ程の概念があることは、中華文化と「玉」との異常な係わり合いを示すものといえよう。

参照 : GK-647





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