極めて良質な羊脂白玉の大ぶりな筆管。
火焔珠を追う龍が1匹円筒の上から下まで、溢れるばかりの画面構成で持って力強く刻まれている。頂上に付いた遊円環も一体の玉より削り出されている。玉の軸は握ると冷たく特に夏の使用に適している。
筆管は堆朱・竹製が多く玉製は少ない。玉製の文房具が使用されるようになったのは前漢からであるが、当初はその種類が玉印のみで極めて単一であったという史実が現存物から確認されている。玉は堅く、美しく、潤いを帯びた温かさを持っており、新石器時代に玉を用い始めて以来、今日までずっと、中国の人々は、この玉を愛し続けており数千年の歳月を経ても玉は尚人々の心に輝しく、又奥床しいものとして生きている。
乾隆帝の世になって新彊から運ばれたホータン玉で多種多様な造形物が製作されたわけで、玉筆管は清代に多い。
参照 : ZK-015 |