GK-082 玉人面円筒管
時代: 新石器時代 斎家文化 、サイズ:径 4,7cm×高さ 6,5cm
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円筒半面に大きく歯を剥き髭を生やし大きなアーモンド形の眼と耳を刻み後半面は膝を折り座す跪式状とする呪術的な異様な造型。浪渚文化の人面同様に氏族の神を表現していると思われるが、時代・地域文化等は新出資料であり、明確ではない。 青玉であり、湿潤による白濁変色が全体に及んでいる。肉厚は3mm余の薄造り。
玉器は中国で何千年もの間作られ続けてきたが加工技術について記したものは明末期に刊行された「天工開物」のなかの一章だけといわれ、古代の玉器細工技術は解明されていない。跪式形状は殷代に多い古い形式。
近年、急展開する長江流域の考古学調査によって「黄河文明」=「中国文明」という中国文明歴史観を揺さぶる新資料も出土している。







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