GK-076 翡翠抜指
時代: 清朝時代 、サイズ:高さ 1,8cm×径 2,4cm
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「抜指」とは本来古代において弓を引く時、右親指にはめる防具。漢時代の名称「しょう」という玉彫弓がけは多様な造型がある。
「翡翠」は本来カワセミを指す漢名。本来、赤と緑の二色を持つ玉は「翡翠玉」と呼ばれたが、いつか誤りが生じ「翡翠」が石そのものを指すようになったと言う。
中国宮廷の帽子のてっぺんに金や石をつけたが、珊瑚と翡翠は高位の者だけであった。
湿ったようなぬれたような潤いが何より大切な美の基準となり、人肌にふれれば潤いを増し、手で撫で感触を楽しむ。抜指は白玉・陶磁など造られた材質も多く、収集家も多い。

翡翠は古代中国人が熟知していた玉ではなく、雲南・ビルマの高く険しい山中に埋蔵されており、長い間採掘することはとても困難であったが、採掘が容易となり19世紀に入っては中国人の最も好む玉となり、香港・台湾の宝石店に溢れる事になった。






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