GK-075 玉彫佛手柑
時代: 清朝時代 、サイズ:高さ 4,5cm × 横 11,5cm
価格: \
黄玉製の佛手。細微な彫刻がされている。
佛手は「吉祥如意」を表わし鎮として造られている。清代の玉器製作は、乾隆皇帝以前には玉材の不足が原因でそれ程盛んとはいえなかったが、乾隆24年に西域を平定し、大量のホータン玉が新疆から都に運ばれるようになって後、清代の玉器製作はようやく最高潮を迎えた。乾隆皇帝の玉器に対する愛好と収集により、この時期の玉器は数の上からも彫刻技術の上からも清代の玉器を代表するものとなった。

青玉・白玉が多く、墨玉や黄玉は産出量が少ないため特に珍重されており、これほど大きな黄玉は稀品である。仏手は竹刻製はまま見られる。日本では煎茶飾りとしても喜ばれ、本品もそのような使い方もできよう。「鎮紙」は小品を、「書鎮」は大型の品をいい、程良い大きさは実用性と鑑賞性とを兼ね備えた優品。
名匠名工が心を砕いて造り出した「文房清玩」の道具類は人々の心に安らぎと喜びを与えてくれる。日本伝来、桐箱入り。

参照 : ZK-004






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