CW-248 白磁刻花天鹿文盤
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 3cm×口径 22cm
価格: \
定窯。
中央部に蓮花、鹿文を片切彫りする。 一世を風靡した定窯も、極短い命で終わった。北宋を滅ぼした徴宗が「定窯」の白磁はボウあり。用いるに堪えず。」として嫌った。釉が乗らない口縁のザラザラした簡略が残るから。そこで口縁に銅を巻くようにしていたが、神経質な徴宗の好みに合わず、皇帝の信用を失った定窯は急速に衰えた。と同時に宋もまた国力の衰えを見せ始め、北から攻めいった異民族「金」に首都を奪われ、白地を焼いていた職人も北の辺地に強制連行されて、定窯の伝統は途絶えた。鹿は古くから長寿の仙獣と知られ、瑞祥の象徴と考えられた。

参照 :CW-202







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