CW-237 青白磁透彫家型枕
時代: 元時代 、サイズ:高さ 12cm×横 22.5cm×奥行 13.6cm
価格: \
景徳鎮窯。
中国陶磁には枕という変わった用途の形が意外に多い。始まりは唐代からだが、実用性に富んだものがよく作られるようになったのは宋から後のこと。屋根形につくり、下を家屋形の座で受けるという個性溢れる造型意匠。斜格子透を三方に、背面・左右側面は牡丹唐草文を型押し、前・左右には花文を押した正方形欄干を巡らし、建物内には階段上飾台の左右に棒状持物を抱える女性4人が左右に並ぶ。恐らく雑劇の場面であろうが、故事の内容は未詳。
木造建築を再現することは墓室の内部装飾にも見られ、それは唐代以降の大型陵墓の特色でもあった。作りが精美で珍しい優品。









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