CW-210 青白磁唐子
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 26cm× 横 15cm×奥行 15.5cm
価格: \
景徳鎮窯。
手には蓮根を持ち、ビーズ状細紐を装飾する腹当てを付け、蓮弁飾りの首飾をし、腕・足首にはビーズ状細紐飾りを嵌め、両髷にはリボン飾りを下げた童子。子どもが多いことは好いことだというのが中国の根強い生活感であり、「多子多福」という言葉に集約できる。蓮は気品のある高尚な清廉潔白の情を象徴するとされ、中国を代表する花であり、多子多福の願いを叶える花としてこれほど中国人に親しまれてきたものはない。蓮花は女性を、蓮根は男性を象徴するとされるので、男子誕生、多男子願いの富家の置物。
中国では生れた子供達の無病息災のため、種々の護法をする慣わしがあった。男児に女子の装いをさせ育てたり、銀製の首輪をつけたりする類。この腕輪や首飾もそうした当時の風習を写したもの。体も顔もふくよかに、当時の親達にとって願わしい子供の姿であろう。些かの損傷がないのは発掘の賜物。








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