景徳鎮窯。
景徳鎮窯はその初期、越州窯風の青磁やケイ窯風の白磁を焼いていたが、北宋時代の中期頃には薄い白磁胎に青みの強い透明釉をかけた青白磁を完成させた。この青白磁は影青とも呼ばれ、片切彫りで文様が施されると、彫りの深浅に従って釉の青さに濃淡が生じ、夢幻的な装飾効果を上げる。大きく3区に分けた中央部は龍文と地を線文で頸部・裾部は芭蕉文を刻花する。
肩部には雷文を巡らし、左右に形成された鳳凰首は深く太い線刻がなされ、下部には貫通する穴が穿たれる。古代青銅器「尊」の形を模したもので類品は殆ど見ないが、かって香港在の徐民堂美術館に類品が唯一知られる。
参照本 : 文物粹珍 徐氏芸術基金蔵陶瓷青銅器選 |