CW-071 白磁船硯滴
定窯。 笹葉型の船尾に腰掛け、手漕ぎする人物。船首には獲物の2匹の魚が魚籠に入れられている。なんと奇抜な造型か。船底に水を貯め船首から注ぐ水滴。 総体に透明釉を掛けているが、酸化焔焼成による定窯白磁独特の牙白色に焼き上がっている。定窯の白磁は世界に数多く散在するが皿・盤・椀が最も多く、続いて瓶・壺であり、本品のような造形品は稀。心和み、かつ上品な風格を持つのはさすが定窯であり、実用性・鑑賞性を備えている。 参照 : CW-046