CW-033 白磁蓮池水禽文盤
時代: 北宋時代 、サイズ:高さ 2cm×口径 21,5cm
価格: \

定窯。
やや黄味を帯びた象牙のような質感の白磁を主に生産していたが、碗や盤の類を大量に生産するために伏せて窯づめする伏せ焼き法を取り入れている。鐔縁に作ったこの盤は銀器の形成に倣ったもの。蓮花文・牡丹唐草文は多いが、最も好まれる鴛鴦が大きく描かれる蓮池水禽の稀少図柄。蓮は花が咲くと同時に実をつける性質から早く子供が生まれることを寓意し、また蓮と蓮根と連れ合いの音通によって良縁を祝し、子孫繁栄を願う意味があり、また蓮は泥の中に太い蓮根を張って増え、次々に花や葉が生い茂ることから「本固枝栄」すなわち、もとがしっかりしていれば枝葉も栄えることの喩えともされる。
手慣れた調子で彫られた文様が定窯の見所の一つである。外壁に見られる涙痕と呼ばれる釉だまり、表裏面に見られる黒点など、定窯の特徴が良く表わされた優品である。現在どの国でも一つの器は一つの匣鉢の中に入れて窯詰めされるが、北宋時代にはトチンに器の縁を乗せ重ね、器と器は五ミリと離れていない程の今日想像もつかない進んだ技術で窯詰めしており、今の技術では一つしか入れられないスペースに七つ八つ入れて焼くという驚異の窯詰方法であった。
清楚な美の最高を行くものであり、このように無造作に的確に刀を振る手腕というのは一生分業で、何千・何万となく同じ文様を繰り返して刻していたからできた秘芸といえよう。銅覆輪は後世の被せ。
香港著名収蔵家旧蔵品。

参照 : CW-018CW-017CW-022CW-027








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