景徳鎮窯。
球体の胴部に龍の貼付けによる取手、水注部に火焔が貼付けられている。
蓋は僅かな落としが有って、寝そべる獅子を紐としている。
胴中央部に前後共一羽の鸚鵡が大きく毛彫りされている(鳥がものをくわえる、いわゆる昨鳥)。鳥文の毛彫りはメトロポリタン美術館蔵越州窯「鸚鵡文毛彫土瓶」、デヴィッドコレクション「双鳳文毛彫鉢が知られる。初見の造型資料であって、近年景徳鎮郊外墓より対で出土。水注は胴の長い形が多いが、時には丸っこい胴のものも作られており、青白磁では唯一の重要文化財。「青白磁刻花文瓜形水注」が知られる。
このような美しい酒壷で酒を飲み、食後にはすがすがしい香りが鼻を打つ熱いお茶をすするのは、この世の無上の喜びというもので宋の徴宋が描いた「文会図」でも水注を使った宴会の様子がうかがわれる。
広い中国では、いつ・どこで・何が発見・発掘されるかはまったくわからない状況であって、古美術愛好家には嬉しい。
香港著名収蔵家旧蔵品。
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